栄養改善・指導プログラム

日本国際協力財団の助成を受け、伝統食を生かした栄養改善に取り組んでいます。
ダバオの山間部の子どもたちの多くは、経済的理由から一日に必要な子どもの栄養を摂取することができません。またスナックなどの普及により偏った食生活が増え、バランスの良い食生活を崩したことで栄養失調の子どもたちが多く存在しています。
このプログラムではフィリピンで昔から食べられている地元で収穫できる食物を利用し、バランスの良い食事をとることができるよう、山間部の学校の子どもたち及び保護者や学校関係者などを対象に栄養講座や啓蒙活動を行い、昔ながらの食事を見直し、子どもたちの栄養を改善していくと同時に、その食事を栄養学的に分析し、冊子など視聴覚教材を取り入れ、バランスのより良い食事のためには何が不足しており、何を食べればよいのかを上記の関係者に広め、食改善につなげていきます。

伝統食をいかした栄養改善冊子第2弾!

日本国際協力財団の助成を受け、伝統食をいかした栄養改善を八木真澄副会長(現会長)の指導で取り組んでいます。
調査・記録した伝統食に栄養的価値の説明を加えた冊子をまとめました。
冊子は伝統食の写真、作り方、材料、分量などが記録されています。
ご興味ご関心をお持ちの方は事務局までご一報ください。
差し上げております。(但し英語版のみ)



伝統食を知る、味わうこどが栄養改善の第一歩

昨年度から取り組んでいる栄養改善プログラムですが、今年度は作成した栄養冊子を利用し、伝統食の紹介や調理実習を通じ、普及活動にも力を入れていると同時に、新たにクッキングカード(料理の紹介や作り方を掲載したもの)の作成にも取り組んでいます。
また、実習などから山間部に多くみられる保健衛生面の改善も同時に進行しています。特に学校保健室活動で実施していますが、手を洗わずに食事をする、調理用の材料(野菜)などをよく洗わない、などの行為で体内に取り込まれた寄生虫から下痢などの症状を起こす子どもたちも多く、栄養改善と密接に関わることからも重点的に指導しています。

10月2日は、日比友好祭がありましたが、文化紹介授業の一環として、ミンダナオ国際大学学生や日系人会学校の生徒に向けて、八木副会長が伝統食の紹介を行いました。日系人会学校やミンダナオ国際大学に通う子どもたちは比較的都市部出身の子が多いため、伝統食を初めてみた、食べた子どもも多かったようです。

10月5日はヤギ幼稚園にて保護者を対象に伝統食の紹介を行いました。当日は約50名の保護者が集まる中、八木副会長が伝統食に含まれる栄養素について、また化学調味料に頼らない料理についてなどお話しされました。幼稚園の保護者たちは暑い中、熱心に耳を傾けていました。
その後、保護者が普段作っている料理を作り、栄養のバランス、見た目や味などを評価するコンテストも実施されました。驚いたのは、料理に野菜がたくさん使われていること、また意外と手間をかけてつくっていることでした。比較的収入のある家庭の子どもたちが多く通っているためかもしれません。ただ、八木副会長のおっしゃる通り、料理の仕方が「揚げる」、「炒める」などの油を多く使用するものが多く、伝統食で紹介したような「蒸す」、「煮込む」などの料理が一品もなかったのが気になりました。いずれにせよ、今後も引き続き栄養改善・指導プログラムを実施していきます。

伝統食をいかした栄養改善

2009年3月23-25日の三日間、栄養士でもある八木副会長がダバオの山間部の学校、5校を訪問し、保護者を対象に調理実習を中心とした栄養改善指導を行いました。

日程
2009年3月23日:ラディアン小学校、マランバ小学校
2009年3月24日:マラハン東小学校、マラハン西小学校
2009年3月25日:バト小学校

内容
1. 冊子から伝統食の紹介。また、祖先から学んだ伝統食を母親に書いてもらいました。
2. 八木副会長よりから伝統食の栄養価についての話を作成した冊子を用いてしました。
3. 伝統食を実際に調理しました。



伝統食をいかした栄養改善冊子

伝統食をいかした栄養改善を八木真澄副会長の指導で取り組んでいます。
調査・記録した伝統食に栄養的価値の説明を加えた冊子をまとめました。
冊子は伝統食の写真、作り方、材料、分量などが記録されています。
ご興味ご関心をお持ちの方は事務局までご一報ください。
差し上げております。(但し英語版のみ)



日本フィリピンボランティア協会
副会長(現会長) 八木眞澄

今年度は国際協力事業団の助成を受け、伝統食を生かした栄養改善に取り組んでいます。又、今年は他団体から援助を受けている学校や非協力的な所を思い切って外し、新たに少数民族の学校を加える等支援校の見直しをしました。

子供の食

昨年11月6校を訪問し、栄養と衛生に関する指導を行いました。紙人形を使った芝居形式の話に子供達は目を輝かせて聞き入り、こちらの質問にも熱心に答えてくれました。
子供達には「食事の絵」を描いてもらいました。彼らの食生活を知りたい思いと、絵を通して日本の子供達と「食」に関する交流ができたら良いと考えたからです。5−6年生を中心に300名近い児童が参加してくれました。その中で家族と食卓を囲んでいる「食事風景」を描いたのはただ一人だけでした。料理と思しい皿に乗った食べ物を描いた子も数えるほどしか居ません。ほとんどの子が食物を単品で書き連ねただけでした。
特に今年から新たに支援を始めたナムナム小の子供達の絵は、紙の隅に小さく食べ物をいくつか描いただけの物がほとんどで、その上、二人の子が「昨日から何も食べていないので描けない」と申し出てきました。好きな物で良いと答えると、家の周りに小さな果物らしき物を2つ3つ描いた絵が返って来ました。胸が締め付けられる思いで受け取り帰って来ました。

伝統食の調査

長谷川さん・ロウェナさん・エンジェルさん達が中心に行っています。少数民族の伝統食を再現し映像に残す作業もしています。
私もマラハンに住む少数民族のお宅を訪ね教えて頂きました。太い竹筒に食材を入れて焚き火で蒸し煮する料理を体験しました。黒米をココナツミルクで炊いたフィリピン版赤飯、芋を擂り下ろして蒸したカステラもどき等、シンプルだけど味わい深い料理の数々に興味は尽きませんでした。
伝統食を調査して、鳥や魚を一体丸ごと使い切り、芋の葉やハヤト瓜のつるまで食す無駄の無さに感心させられました。現地の人に自分たちの食文化を再認識してもらい、その良さを日常の食事に生かすアドバイスをして行きたいと思っています。

2008年11月栄養講座実施
スケジュール
2008年11月24日:ラディアン小学校、マラハン西小学校、ナムナム小学校
2008年11月25日:マランバ小学校、タモガン小学校
2008年11月26日:アポ山小学校

ラディアン小学校
活動の詳細
子どもたちに絵を描いてもらう

小学校5・6年生(5年7名、6年4名)に食事に関しての「絵」を描いてもらいました。 絵からは子どもたちの食事を読み取ることができます。最初は恥ずかしがってなかなか描くことができませんでした。
子どもたちは食卓や食器などをあまりかかずに、食材を描きだしました。 続いて、子ども、保護者、先生も交えた栄養講習を行いました。 栄養講座はどんなものを食べればよいのかという、3G(GO GROW GLOW)の話から始まりました。GOはエネルギーの元でお米や、サツマイモなどに含まれ、GROWはタンパク質で肉や魚に含まれる。GLOWは皮膚をきれいにし、ビタミン、ミネラルを含むものということを八木さんが蛙やスズメ、キリンやライオンなどの顔をとり出し、説明しました。

子どもたちはこの言葉はわかっているようでしたが、詳細は覚えていなかった子が多かったです。そして、どれをどのくらい食べたらよいのかということを手のひらを使い説明しました。GOの食材は(両手の)手のひら一杯分、GROWの食材は片手の手のひら分、そしてGLOWの食材は(両手)一杯分であるとのこと。フィリピンの人は世界中の人たちから見てもお米の摂取量が多いことを八木さんが説明しました。

更新情報

■活動の最新情報

栄養改善指導プログラム

►2009年10月栄養改善講習
►2009年3月栄養改善講習
►2008年11月栄養改善講習

活動内容